望仙荘炎上事件



静かな朝。昨夜の宴の痕跡を見ながら、今日が終日である事を認識する。テーブルの食器、草むらに転がるギター…そりゃぁ、深夜まで飲んでりゃぁあ片付けなんて出来ないけれどね。
撤収の面倒よりも、祭りの後の寂しさを感じる。好き勝手に騒いだ三日間への名残惜しさ。何も片付けてないのに次のキャンプを楽しみにしている…(笑)

ランタンのメンテナンスを始める。撤収日の儀式?次回に備えてきっちりと掃除するのです。十数年のキャンプを見詰めてきたランタンに敬意を払いながらネ。
「K夫人」もゴソゴソとお片付け。「象使い氏」も起きだした。「今回は大きなトラブルも無かったよねぇ。平和なキャンプだね。。。」なんて会話。そう、この言葉が「禁句」となるのに時間はかからなかった…

さぁて、コーヒータイムとしましょうか。「8R」に火を入れるが、どうやら燃料不足。ガソリンを補給して再点火…した…が…!!!!!
サイト大燃焼!地面にこぼれたガソリンに引火!火柱が燃料缶へ走る!ヤバイ!缶を蹴飛ばしたら今度はボクの足に引火!


うわぁぁ…!!

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その時の模様を奇跡的に撮影した映像がありました。決して驚かないで下さい。

























私、嘘をついておりました。by.中川A
す、すまぬ・・・(笑) 本当はあの映像はネットから拾ってきた、たぶんどっかの火祭りの映像なんです。
・・・だってオレ現場を見て無かったんだもーん!!!(泣)

実際の写真はこれです。ほぼ消し終わった後、オイル缶にのみ炎の名残がまだ残る・・・



「象使い氏」が近くにあったガスカートリッジを蹴飛ばす!「K夫人」がテーブルを引きずって避難!燃料缶は火勢衰えず「K夫人」、大声で爆睡していた「K氏」を叩き起こす。(「K氏」のテントは燃えてしまうかもしれない距離。大惨事なのに爆睡できる「K氏」
「象使い氏」「K氏」が徐々に砂をかけてようやく鎮火…大惨事……(怖)

ガソリン缶の蓋が閉まりきっていなかったようです…皆さんに迷惑をかけた事と、自分自身の未熟さに「超ブルー」です…(泣)自分で「キャンプ歴30年!」なんて言ってるのに、初歩的な配慮不足でトラブルを起こしたことに大反省…
「K氏」のウォールバッグを焼いた…「象使い氏」は足首の捻挫…皆さん、本当にゴメンナサイ!この場をお借りして陳謝いたします…

「本宿組」が帰ってきた。先ほどの惨事を簡単に説明する。彼らの反応?すぐさまに写真撮った?
…おいおい、それどころじゃないっての!あの状況で冷静に写真を撮れるヤツは悪魔だ…(笑)




この直下で発火

発火の原因

燃え尽きたオイル缶。いい味出てる。

たいこ「なんで燃やしたんだよ!」
あのねぇ、それはねぇ・・・

ヤケドしたつっちゃん。右腕が痛々しい。


関係各位コメント

K夫人「泣きそうになった」

象使い氏「人間て本当に燃えるんだなぁ、、、(違)
よい子はマネしないでね!」



これからのキャンプで絶対に言ってはならないこと・・・皆さんわかりましたね?

「今回は大きなトラブルも無かったよねぇ。平和なキャンプだね。。。」

その言葉を発した途端に無事に家に帰ることを放棄したとみなされ、悪魔の鉄槌が振り下ろされるのです。家に戻るその時まで気を抜かないようお願いします。

その後さらにつっちゃんにはマダニに刺されるという洗礼が待ち受けていたことは
その時誰も気が付かなかったのです・・・(恐)