カメムシ大脱走事件



僕らの大好きなキャンプ場、望仙荘キャンプ場での出来事。何でも「雪の多い年はカメムシが大発生する」との言い伝えもあるようで、その通りにカメムシが11月に大発生したのです。

気温が下がるたびに少しずつカメムシ・テントウムシが山を降りて気温の比較的高い里に下りて行くようで、たまたま望仙荘のある標高にカメムシが来た時に本館の扉が開いていたらしい。それが原因で本館の中にカメムシ・テントウムシが大量に入り込んでしまいました。

11月はひたすら掃除機でカメムシを吸い込み、何千匹も吸い込んだのですがそう簡単にはカメムシ全てを駆除することなんか出来やしない。そして次に2月に望仙荘に行った時でもまだまだ凄まじい数のカメムシ・テントウムシが本館で越冬体勢に入っていたのです。

たった一人で早朝に望仙荘に到着した僕(中川A)が残りの数百匹のカメムシを吸い込んだのですが・・・事件はその夜に起こりました。


テントウムシもいっぱいいるのだよ

アップにしてみました。気色悪ぅーーー!!

オレ(中川A)とボンゴ家りょうで
カメムシ退治だ!!!


この通り隅っこの方にカメムシやテントウムシが寄り集まっているのです。それを吸い込む!吸い込む!!吸い込む!!!

一見周りにはカメムシを見かけなくなったのですが、嫌な予感がして本棚の百科事典をどかしてみると・・・いるわ、いるわ!!!おびただしい数のカメムシ!!!僕と
ボンゴ家の「りょう」とで必死に掃除機で吸い込みました!
ボンゴ家「たちゅ」はテントウムシが大嫌いなようで震えておりました) でも11月から吸い続けた数千匹・数万匹?のカメムシたちの入った掃除機のパックを未だに交換していなかったようで、あまりにも掃除機の吸い込みが調子悪い。

そこで買出しに行こうとしていた
ノモさんにお願いして掃除機用のパックを買ってきてもらうことにしました。ふぅ、それさえあればこれまでのパックを丸ごと焚き火にくべて皆殺しにしようかな。(笑) 新しいパックならこれからもどんどんカメムシを吸い込んでくれるだろう・・・とすっかり安心していたのです。

そして新しいパックが手に入ったので交換しようとしたのですが、なぜかうまく交換できない。「一旦ホースを抜かないと交換出来ないみたいだぞ?」 それがそもそもの間違いだったのかもしれません。禁断の掃除機のホースを抜いてみたのです・・・すると・・・


うわああぁっ!出て来よった!!まずい、まずいぞ!!!


「うわ!どうしよ!?」 カメムシは全てがパックの中に納まっていたわけではなかったのです。パックに入り切らないカメムシがホースの根元辺りに溜まりに溜まって、それでろくに吸い込まなくなっていたようなのです。

「は、早ぅパックを取り替えるんじゃ!!!」 言うのもつかの間、我々は今までの人生で想像もしたことの無い事態に遭遇したのです。ホースの中から全てのカメムシが・・・それだけでなく掃除機本体の中からも生き残っていたカメムシが
大脱出して来たのです!!!



うぎゃあああああああああぁぁーーー!!!


あまりの凄まじい光景にそばにいた人たちは全員飛び退きました!!!「ぎへーーーー!!」 「うわあぁぁーー!!」 「きゃあぁぁーーー!!!」 皆全身に寒気が走り、もはや正気を保っているものは皆無でした。
気が狂ったように笑う者、恐怖で涙が止まらない者、
阿鼻叫喚の世界へと本館内は巻き込まれました。「パック!パックを早く装着して吸い込んでくれ!!!」

・・・そしてようやくカメムシ地獄は終焉を迎えました。新しいパックの掃除機に吸い込まれたカメムシは一網打尽。そのまま焚き火で荼毘に臥されました。

でもね、たったこんだけのカメムシで済むわけはないんです。まだまだ本館内では越冬を試みるカメムシが大量にいるはずなんです。これから望仙荘へと向かう会員の方々、
あとは任せました!!!(笑)
換えのパックは大量に買い込んでプラケースの中に入れてありますので、カメムシを見つけたら掃除機で吸い込んでください。僕らの大好きな望仙荘がこれ以上カメムシの天下にならないように。


後は頼みます。オレらはもう精も根も尽き果てましたゆえ。
(後は他の人に丸投げしまっさ)(笑)