2002年12月号

「年末年始は沖縄で暖かキャンプ!」


サラリーマンの楽しみはゴールデンウィーク,お盆休み,冬休みの3つの長期連休。 今年はあれをしようか、これをしようか...。 けれどもスキーやスノボなどのウィンタースポーツをしない僕にとって、冬休みは寒くてキャンプツーリングにも行けず、毎年コタツでゴロゴロしながら年賀状を書いているという状態でした。

 「冬でもキャンプ出来へんかなー。」
 「南半球まで行けば夏やから出来るんとちゃうの?」
 「そんな金あるかいな。」

でもあるんですよ。 わざわざ海外まで足を伸ばさなくても、冬でもキャンプが出来る暖かい所。 それは 沖縄 !! 海がきれいで、本土とは少し違う独特の文化を持った南の島。 地元の人なんか冬でもTシャツで過ごしていたりする暖かい島。

ここなら冬でも風邪を引く心配も無くキャンプが楽しめるぞ!!







とは言えチープなライダーには飛行機なんか高くて使えません。 バイクを積むんだったらフェリーしか無いでしょう。 そして安く行くならば、ユースホステル(YH)の沖縄マリンパックがお得です。 大阪−那覇往復&バイク航送&YH2泊券付で何と38,650円! 旅客のみなら24,950円! 普通の料金なら往復で6万円くらいかかるので、新規にYHの会員になってもお釣りが来ます。 (※2002年12月現在)

2002年の年末は 12/28 17:45 大阪南港発が最終便、2003年の年始は 1/4 16:30 那覇港発が始発便です。 (どちらも大島運輸の時間) 今からでも間に合うんじゃないの?!

フェリーで沖縄へ。 船中2泊の船旅だ。 船の中は退屈。 暇な時は寝るに限る。
毛布と枕は各自1組貸してくれます。
那覇港に着。 あーやっと船から降りれた。

フェリーで沖縄へ渡る。 船の難点と言えば時間がかかる事。 沖縄まで行く場合、夕方の便に乗って船中で2泊する事になります。 という事は往復でなんと船中4泊。 たまにはこういう旅を経験してみるのもいいんではないでしょうか...。

船の中ははっきり言って退屈です。 夏なら甲板に出てビールを片手に昼寝が最高なのですが、冬は寒いので外に出る気がしません。 時間を潰す方法を考えてから船に乗りましょう。 読みたかった本を読むのもよし、仲間とトランプをするのもよし、年賀状を書くのもよし、特に何もせずだらだらと1日を過ごしてみるのもよし...。

あと、天候が悪くて船が揺れると最悪の状態になります。 船酔いになっても途中で降りる事は出来ませんから。

沖縄は青い海がきれいです。 名護市役所のブーゲンビリア。 南国の花といえばハイビスカス。

「おぉ! あたたけぇ!」 本州の気温とは格段に違います。 冬用ジャケットなんかいらない、いらない。

冬の沖縄に来てまず驚くのは正月から花が咲き乱れている事。 ハイビスカスの赤い花やブーゲンビリアのピンク色など、鮮やかな花が出迎えてくれます。 これで本当に真冬なのか!?

暖かいのでアイスクリームを食う。 海洋博記念公園でイルカショー。 オリオンビールのお正月バージョン。

とりあえずは『おのぼりさん』になってブルーシールでアイスクリームを食べ、オリオンビールの工場見学と試飲(要予約。飲酒運転はいけません)。 A&Wでルートビアも飲まないとね。 沖縄海洋博覧会記念公園ではイルカショーも見れて1日遊べます。

しかし冬とは思えん暖かさだなぁ。

瀬底島でイリオモテ野良猫と戯れる。 久米島のキャンプ場で昼寝。 伊江島の滑走路でうだうだする。

いつもは瀬底ビーチでキャンプをしていて、お気に入りのキャンプ地だったのですが、最近キャンプ禁止になってしまったらしいです。 (※オレら流キャンプフィールド 沖縄県 参照)
少し気合を入れれば正月から海で泳ぐ事も可能です。 正月早々初泳ぎでい!
また、沖縄本島から更に離島へ渡ってみるのも面白いです。 どこも沖縄本島より島っぽさがあっていいですよぉ。 伊江島では昔の滑走路が一般道になっていて、自由に走れます。 久米島では窯元(やちむん 土炎房)でシーサー作りに挑戦してみました。 けっこう熱中してしまいました...。

那覇市 波之上宮で初詣。 シーサーの狛犬。 英訳付きのおみくじ。

首里城などの観光名所ではお正月行事をやっている所もあります。

正月の沖縄で恒例にしているのが、波之上宮での初詣とおみくじ。 ここのおみくじの面白い所は、内容が日本語と英語で書かれている所。 沖縄には米軍兵もいるからね。 日本語と英訳を対比してみると「なぁるほど」と関心したり、大笑いしてしまいます。 ちなみに『大吉』は『Excellent』、『小吉』は『Pretty Good』と訳されてます。 今回の僕の恋愛運は 『Control your ego. (自我を抑えること)』 . . . だってさ。

首里城の守礼門。 観光スポットでは琉球美人がお出迎え。 久米島の旧家でのんびりとみかんを
食べながらおばさんと世間話。




正月はコタツでゴロゴロしようと思っているあなた! そうあなたです。

本州にいても寒さで風邪をひいてしまうのが関の山。
同じゴロゴロするのならフェリーで4泊、思いっきりうだうだして
”暖か〜い沖縄へ” 行ってみませんか?