2005年10月号

「激闘!青森旅行3泊6日!(中編)」



前回の続きです。なんとか十和田湖まで辿り着いたものの、次から次に襲い来るアクシデント・ハプニング、悪天候・無理難題。さて、どうしたものやら・・・


ガソリンスタンド廃屋

今青森のここにおるんかぁ

やはり湖にはスワンボート?


到着したその晩から一番問題だったのが「悪天候」。屋根に落ちてくる雨粒が非常にうるさいし、外に出る気合を萎えさせる。この旅行の一番の観光目的地が「奥入瀬渓流」だったのでせめてそれを見る時は最高の好天時にしたいもんです。

昨日バスから見た奥入瀬渓流が
「がぶ飲みコーヒー」だったので、すぐ次の日に行っても完全なる清流は拝めないだろうと考えまして、十和田湖一日目は「休屋」(十和田湖周辺で一番栄えている所)に行ってみよう。
バスの時間がわからないので適当な時間にキャンプ場を出発しました。バス停はキャンプ場から歩いて10分。そして時刻表を見てみると・・・

40分先までバスが無い

この辺じゃバスは1時間か2時間に1本あればいい方で、もしそれに乗り遅れるとこんな風に延々時間を潰さなくちゃいけない羽目になるのです。かといってバス停のベンチは自然に風化してしまって座れる状態じゃないし、ポツポツ雨も降っている。どこか屋根があって座れる場所は無いだろうか・・・と、すぐそばにすでに廃墟となったガソリンスタンドがありました。しゃーない、あそこに行って時間を潰そう。

「へい!ハイオク(廃屋)満タン!!!」・・・って洒落を言ってる場合じゃない。人間なんか誰も居やしない。

止む無くそこで折りたたみの椅子を出し、ラジオで高校野球の放送を聞いてみる。
そしてなんとか時刻通りにバスが来た。こっちのバスは遅れても5分くらいだったのでその辺は問題無く乗れました。そして休屋へ!


乙女の像

違う角度で撮るとちょっとエロチック(笑)

遊覧船に乗ろう


しかし休屋までたった二つのバス停しかないのになんで料金が一人400円以上もするんだ???確かにぐねぐね曲がった過酷な道ではあるけども。
ここで一番有名な高村光太郎作「乙女の像」を見に。とりあえず普通人が撮らないような角度で撮ってみる。(笑)
そしてお次は遊覧船。十和田湖の一部分だけだけどグルッと回れて、それなりに旅情を誘う。


十和田湖を堪能してみる

と、十和○荘???

あ、こんなとこに「田」が落ちてた

おお、ヒメマス食いたい!

総合案内所へ助けを求める

現金が手に入った!


遊覧船を降りて土産物屋を見ていると、何やら美味そうな魚の塩焼きをやっている。・・・ん?ヒメマス???

値段は・・・?じ、
時価???その時々で値段が違うようです。この十和田湖で数多くの養殖事業を試した結果、ようやく根付いたのがこのヒメマスだそうで、ここの名物になっている。こりゃあ、食ってみねばなりません!!!

ところがここで気が付いた。財布の中に現金が数千円しか入っていない。嫁はんに聞くとそっちも数千円しかない。
ええ?十分な金は持ってきたはずやんな?
・・・そうか昨日思いもかけず新幹線に乗ることになり8000円を遣い、高い電車・バス料金を払い続けたことで持ち金が無くなってしまったのか・・・それでもどっかで下ろせばなんとかなるという程度にしか思ってなかったんだな。

さて、どこで下ろす???この周辺にはコンビニなんてありゃしない。銀行も無い。どうすりゃいいんだ?あさっての朝までここにいなきゃいかんのだぞ?二人合わせて1万円あるかどうかで足りるのか?無理やろ???

その時持っていた休屋周辺の案内のチラシの文字が目に入った。
「困ったことが起きたらここに来て聞いてください。総合案内所」

・・・そこや!そこに行って聞いてみよう!!!

そして総合案内所を訪れて言ってみた。「あのぅ・・・僕ら現金が尽きてしまったんです。あさっての朝までここにいなきゃいけないんですけどどうしたらいいんでしょう?」

それに対して総合案内所の人は
「この辺にはコンビニも銀行も無いからねぇ、郵便局ならまだ開いてるんじゃないかな、ちょっと待って。」と郵便局に電話をかけてくれた。
「3時まで開いてるって。今から行けば間に合いますよ。」 しかし郵便局の口座にも数千円しか入ってないのだな・・・と言うと、「郵便局の自動支払機ではどこの銀行のカードも使えますから。」 

え?そうなん???日本のカード時代はそんなに進んでいたのか???と驚きつつ、郵便局に行って銀行のカードで現金を数万下ろす。

うわあぁぁ・・・助かったぁ!これでヒメマス食えるぅ!!!(笑)



食堂に着くや否や、ヒメマス三昧定食を頼んでみる。するとヒメマスの塩焼き・お造りが付いた豪華な料理が運ばれてきた。「う、美味い!!!」やはり十和田湖まで来たらヒメマス食わにゃなぁ!とご満悦の僕はこの後色々とお土産も買い込み、キャンプ場へと戻っていくのでした。








またスタンド廃屋でバスを待つ

雨のバスばかり也

奥入瀬渓流だぁ!


二日目・・・朝から雨。キャンプに来るとよく太陽が出ると目が覚めてしまうので朝4時から起きていた。いつまで経っても止む気配は無い。天気予報で二日目は晴れに向かうと言っていたから奥入瀬渓流見物を二日目に延ばしたのに・・・雨降ったらどうもならん。けど来る時に見たような濁流ではないだろう。10時になり、意を決してキャンプ場を出ることにしました。

倒木もそのままに

カ、カモシカ出現!

と思ったら展示物でした(笑)


奥入瀬渓流の流れ
oirase.avi (1.14MB 0:10)

奥入瀬渓流って倒木なんかも動かす事無く自然のままの原生林なんやね。植物から石に至るまで何一つ持ち帰り禁止。うむ、そうでなきゃなぁ。しかしこれだけ観光客が来て、排気ガスやらなんやら撒き散らしてるんやからなぁ・・・いつまでも昔のままというわけには行くまい。


この遊歩道に沿って渓流を歩く

そのうち折れるよと、監視木

なーんだ、水門あるんね?


渓流の水量がいつも同じだから苔が同じ位置に蒸し続けるって言ってたけどほんまかなぁ?なんで水量変わらないんやろ?って思ったら案の定十和田湖からの流れ込みには水門ありました。ここで調節してるわけね。
そりゃそうでなきゃ渓流のルートが変わるほどの大水来たりすることもあるやろう?確かに以前の道路が洪水で水没してしまって、道路標識が水中に立ってる箇所もありました。土砂崩れだってあちこちで起きるしね。


こ、これが噂の青森ラーメン!?

なんで夕方晴れるかな・・・(泣)

これくらいしか食うものが無い・・・

雨の中ようやく奥入瀬渓流探索が終わり、食堂で噂の青森ラーメンを食べてみた。何でも青森のラーメンは激マズらしい・・・さて、どうかな?

・・・うーん、不味い!

汁だけ飲むと魚系のダシで不味いわけではなかったんだけどそれを麺に絡めて食べてみると納得。・・・なんかラーメンじゃない・・・麺が冷麺の細いやつみたい。それを汁と共に食うとマズイ。
嫁はんがソバを食べていたのでそっちも食べてみる・・・

・・・もっと不味い!!!

関西から関東までの味の変化のいずれかに位置するものだろうと思っていたら全然違う。・・・そこから完全に離れた位置に青森のソバはある。とにかく不味い!!!・・・皆さんも一度食べてみてください。(笑)

食堂から出てキャンプ場に帰ろうかとしたら朝から降っていた雨がいきなり止み、青空が顔を出した。・・・なんで帰ろうとしてから晴れるかな・・・なんか納得いかない・・・オレらに対する嫌がらせ???

この食堂・お土産物屋街で夜のご飯を買いましたが、上記酒のつまみ、「タケノコにしん」とおにぎり2個だけしか手に入りませんでした。夜はこれをつまみに酒を飲むしかない・・・食器は無いのでビールの缶を缶切りで開け、即席食器に。
嫁はんはおにぎりだけ・・・
旅に来てこんなにひもじい思いするのはサバイバルキャンプ以来だな・・・と思いつつ夜のラジオ放送を聞き入りながら眠りに就くのでした・・・


「激闘!青森旅行3泊6日!(後編)」に続く