2006年10月号

「献血にいこうよ!(ちゅーちゅーしようっち!)





『無料』 という言葉に人は弱い。 関西人のおいらは特に弱い。
キャンプ場も無料に越した事は無い。 でも世の中お金の掛かる事ばかり・・・。

そんな世知辛い世の中で、無料で利用出来てしかもお土産までくれる施設、
それは 
献血センター だ!!(笑)


献血キャラクターのけんけつちゃん
今回初めて見たよぉ。

http://www.jrc.or.jp/



献血について
http://www.jrc.or.jp/sanka/blood/index.html



深きょんが言うのなら、おいらもしまぁす。(笑)

かわいい女の子の言葉に男は弱い。 関西人のおいら・・・(以下略)







まあ冗談はこれくらいにして、みなさんは行った事ありますか? 献血。 
注射嫌いの人にとってはいい所じゃないんだけど、おいらは時々行ってます。

「たまには血を抜いておかないと、血を作る機能が低下する。」
という俗説をおいらはちょっとだけ信じているので・・・。(^^;)

町で見かけた献血車で献血をした経験のある人は結構多いと思いますが、
血液センターまで行った事のある人はあまりいないのでは無いでしょうか?

今回は血液センターでの献血をレポートしてみたいと思います。


献血センター入り口。 中の待合室はこんな感じ。

とは言うものの、実は1年ぶりの献血です。 以前は春夏秋冬と年に3,4回は
来ていたのですが、最近はいろいろと忙しくって・・・。(言訳、言訳)

まず入口から入ると待合室があります。 あれっ、リニューアルされているみたい
でレイアウトが変わってるぞ。 少し明るくなって、若干広くなった感じがするなぁ。

テレビ完備! 漫画読み放題!! お菓子食べ放題!!! ジュース飲み放題!!!!

待合室にはテレビがあり、漫画,新聞,雑誌が読み放題!!
ちょっと雑誌が古いのが難点ですけど・・・。

更にテーブルに置いてあるお菓子,飴玉も食べ放題!!!
ポテチとか珍味の類いは無いですけど・・・。

その上、自動販売機のドリンクも飲み放題!!!!
カップなのでお持ち帰りは出来ませんが、ボタンを押せばいくらでも出てきます。

ああっ、無料バンザーイ!!!!!

まずは受付から。 献血手帳 と 献血登録者証。 問診票を記入。
タッチパネルで答えるとプリンタに・・・?

そんな事はさておき、まずは受付です。 お姉さんが丁寧に応対してくれます。

書類に住所,氏名,生年月日,電話番号等々を記入するのですが、
おいらは常連さん(?)なので会員カード(献血登録者証)を見せるだけ。
登録されているデータがプリントアウトされて出てくるので楽ちんです。(笑)

そして裏面にある問診票を書き込みます。 今日の体調とか、最近や過去に
かかった病気とか、海外旅行に行った事があるかとか、はい・いいえで答えます。

過去に大きな病気や怪我で輸血なんかしていると献血は出来ません。
直近で予防接種をしていたり、薬を飲んでいたりしても駄目ですし、
ピアスや抜歯,刺青も×。 あと、ヨーロッパとかに長期滞在していたり
するとBSEの牛肉を食べた恐れがあるので拒否される可能性があります。
詳しい内容については 日本赤十字社のホームページ(献血) を見て下さい。
採血した血液を安全に患者さんに輸血するには仕方無い対応でしょう。

この問診票、以前は手書きだったのですが、今回からはタッチパネルで
答えると○印が所定の場所にプリントアウトされる様になっていました。
何か面倒くさい・・・。 手書きの方が断然早いのになぁ。 わざわざ
プリンタからの印刷にして何の意味があるんだろうか。。。?

待合室の奥が採血室。 かわいい看護婦さんがお相手してくれます。
全員がかわいいとは限りませんが・・・。
クライニングベットにテレビ付き。

問診票を提出してしばらくしてから、中にいるお医者さんの問診を受けます。
血圧を測定しながら、今日の体調や問診票の内容についての確認です。

終わったら今度は血液検査です。 血を少し(健康診断の採血と同じ程度)
採って血液比重などを測定します。 比重が軽いと献血出来ない場合が
あります。 低血圧や貧血気味の人はやっぱり駄目なのかなぁ・・・?

血液比重やその他測定検査の結果が出るまで少し待合室で待ちます。


ベットに寝転んでリラックス?

献血には全血献血と成分献血があります。 全血献血は200mlと400mlが
あって、これは献血車とかでやってるのと同じです。 普通に血を抜くだけ
なので特別な装置もいらず、採血も10〜15分程度で終わりお手軽です。

一方、成分献血は血小板や血漿といった特定の成分だけを採血し、
赤血球は体内に戻すという献血方法です。 成分献血用の特別な
装置が必要で、また採血には40〜90分も時間がかかります。

何故面倒な成分献血をするかと言うと、400mlの全血献血後に赤血球が
元にの量に戻るのに3〜4週間かかるのに対して、成分献血では血小板や
血漿は1週間程で回復するからです。 この為、身体への負担が少なくて
済む成分献血は2週間後に次の献血をする事が出来ます。
詳しくは 日本赤十字社のホームページ(献血条件) を見て下さい。

まあそんなに頻繁に行ってる時間は無いんだけどね。(^^;)

ちなみに、おいらは何度か献血に行っていますが、血液センターで200mlの
全血献血をしている人は少ない様な気がします。 半数以上が成分献血で、
あとは400mlの全血献血をしている様な感じです。 行く時間帯や時期にも
よるんでしょうけど、全血献血なら血液センターじゃなくてもやってるからね。


見えない様にちゃんとタオルで隠してくれる
のですが、こっそり写真撮りました。(痛)

今回は血漿の成分献血です。 血小板か血漿かは血液センターの方で
決めてくれます。 よく分からないので、どうにでもしてくれって感じです。(笑)

看護婦さんが腕を念入りに消毒した後、針のついた管をプスッっと刺します。
そして成分献血の機械を動作させると、まず二の腕に巻いた腕帯に空気が
送り込まれ、血圧を測る時の様に腕を締め付けてから採血スタートです。

赤い血が管を通って機械の方へと流れて行きます。 特にする事も無いので
テレビを見るか、軽くお昼寝。 機械が15分間位一定量の血液を採血すると、
腕帯の空気が抜けて腕の締め付けが無くなり、今度は成分(血漿)を
抜かれた血液が同じ管を通って戻って来ます。 戻って来る所が見える訳では
ありませんが、そういう採血方法なので多分戻って来ているのでしょう。

採血して、戻してのサイクルを3〜4回して成分献血終了。 問診やら血液
検査も入れると1時間以上は必要と考えた方がいいでしょう。 成分献血中は
看護婦さんが 「大丈夫ですか?」 と何度も優しく声を掛けてくれます。(^^)

とりあえず洗剤とティッシュを頂きました。 待合室にあった 『けんけつちゃん』。
このぬいぐるみをくれないかなぁ。(笑)

献血が終わると待合室で休憩。 採血した後は水分を沢山取った方がいい
ので、ジュースが飲み放題になっているのです。 お菓子も少し頂きます。

献血手帳を返してもらって、記念品(粗品)ももらえます。 行った時は洗剤,
ハンドソープ,入浴剤,CD-Rから選べたので、とりあえず洗剤を頂きました。
まあ特に欲しいって訳でもいいんですけどね。 どちらかと言うと 「けんけつ
ちゃんのぬいぐるみ」 か 「深きょんのポスター」 の方が嬉しいかも。 (^^;)



昔は血液をお金で売買していたらしいのですが、お金の為に何度も献血
したり、病気なのに無理に献血したりして、そういう頻回献血者の健康
状態が悪くなったり、輸血後に肝炎が発症する様な質の悪い輸血用血液
が増えた為、現在の様な無償の善意による献血制度になったそうです。

『お金』 が絡むと怖いですね。。。


自分もいつ病気や怪我に見舞われるか分かりません。
輸血や血液製剤が必要になる時が来るかも知れません。
そして人間の血は人間の体でしか作る事は出来ません。


合言葉は

ちゅーちゅー しようっち!


です。 (笑)