2006年11月号

「さよなら! 余部鉄橋」

〜天空を架ける鉄の橋〜




山より山にかけ渡し み空の虹か桟(かけはし)か
         百有余尺の中空に 雲をつらぬく鉄の橋

JR山陰本線鎧駅と餘部駅の間にかかる高さ41.5m、長さ310.7mの鉄橋で
トレッスル式と呼ばれる鋼材をやぐら状に組み上げた橋脚が特徴
この種の鉄橋では日本一の規模を誇ります。
明治42年(1909年)に着工し
2年半の歳月と約33万円(現在地に現橋梁と同じものを建設する場合の
工事費用概算:42億円)の建設費
延べ25万人の労力をかけ、明治45年(1912年)に完成しました



兵庫県民にはなじみが深いこの鉄橋
昔は良くバイクツーリングの目的地として行ってました
走っていて道路の下から見上げる橋がいいんですよ

しかし近日こんな情報が
コンクリート橋への架け替えが決定されており、
今の姿の鉄橋が見られるのもあとわずかです。
現在の予定では、新橋工事は平成19年春となっています。
新橋完成は着工から4、5年は必要と見込まれており
それまでは現在の鉄橋が使用されます。
しかし、工事が始まりますと
写真を撮影する際に工事車両などが写り込むことが予測されるため、
工事開始前の撮影をおすすめしています。

そうか〜〜〜なくなってしまうのかもったいない
そーいえば下から見上げたことは数多くあるけど
乗車したことがなかったなァ
最後に乗車しておこうとバイクキャンプツーリングの途中に行ってきました




旅路の途中で秋桜満開 途中の峠16℃ サムーー! なにかシンポジュウムがあるみたいです

のんびり3時間ほどでJR山陰本線鎧駅到着

鉄道マニアの方なら来る前に時刻表で入念に出発時刻を調べて乗車すると思いますが
そこは出航5分前にフェリーに飛び乗るバカライダー
1時間に2〜3本あるだろうと楽観視

え〜と時刻表は

( ゚д゚)


(つд⊂)ゴシゴシ

 



(;゚д゚)




(つд⊂)ゴシゴシ





  _, ._
(;゚ Д゚) …?!

甘かった・・・_| ̄|〇


さすがローカル線1時間に1本、到着時点で9時初乗り過ごし
しかも10時に乗ったら12時まで鎧駅に帰って来れない

先を急ぐ旅でもないしまっいいか!
ここら辺がやっぱりダメキャンプライダー(笑)





格好いい駅名です「鎧駅」 そういえばそんなドラマあったね あれはもしや「鉄道を走れる車」?


そんなこんなで取材してるとやってきました!



キハ━━(((゜∀゜)))━━!!!
※鉄道マニアの方の中ではこの車両のことを「キハ」や「たらこ」というらしい


こんなローカル駅でも
結構乗り込む人がいました
皆さん運転席に「がぶりつき」 鎧駅から余部駅まで140円


そして暗いトンネルを抜けると見えてきた!



見ろ人間がゴミのようだ!
(ムスカ風)




反対側は日本海の荒波が来ては押し寄せ
(リピート)


「あっ」と言う間に乗車終了(涙)
やっぱ一駅では旅情もクソもないなあ(反省)

と言うわけで無事余部駅到着



高台に作られた余部駅、セ、狭い もう最後なんで垂れ幕が 遊歩道もあるんだね


さて、このまま下界に降りる前に余部鉄橋を渡る電車を撮ろうとしたのですが、、、

余部駅のすぐ近くにあります でもなんだコレ? 場所取り?

最近鉄道仲間の中で「これはやりすぎだろ!」と話題だった「場所取り」
※二日程前に場所取りの写真が有る場所にアップされて話題になってました。

良い写真を撮りたい気持ちはわかるけど
入ってはいけない場所に入ったり草木なぎ倒したりとやりたい放題

キャンプ場でもたまにこんな人々見かけますけど
決められたルールは必ず守りましょう!




しかしホントイイ景色です。
でももう見れないのはホント残念。



「餘部」と「余部」どちらが正解? 歴史は長い 事故に遭われた方のご冥福をお祈りします

長い坂道を降りてくると小屋が有りお土産や写真を売っていた中に
記念スタンプ発見



もちろん最後の記念に押して来ました


バイク回収のため鎧駅行き待ち さあ、帰ろう! 乗車お疲れ様でした!

無事バイク回収、最後にバイクで余部鉄橋を見に行こう!






「形あるモノ いつかは壊れるからこそ 今光り輝く」

そう人間と同じで永遠に存在するモンなんてこの世にあるわけがない
でも人々の記憶には残り続ける

今まで人々のために働いてくれてホントありがとう!
そしてお疲れ様。 余部鉄橋