2006年6月号

「日本酒の試飲即売会に行ってきたよ」



きっかけはある一通のDMからでした。僕の大好きな日本酒の酒蔵、島根県出雲市の「旭日酒造」からでした。

中川A 様

いつもご贔屓にして頂きありがとうございます。この度東京出張が決まりましたので、ご連絡致します。いろいろ試飲をご用意しお待ちしております!

========== ■ 旭日酒造 蔵だより ■ ==========

●本日のニュース●
++++++++++++++++++++++++++++++++++++
イベントのご案内 「試飲即売会 in 東京!」
++++++++++++++++++++++++++++++++++++

-------------------------------------------------
出雲の地酒「十旭日(じゅうじあさひ)」試飲即売会のご案内
 2006年4月21日(金)〜23日(日) 3日間限り!
-------------------------------------------------

この度 「にほんばし島根館」(於:東京 日本橋三越本店前)において、当蔵自慢の出雲の地酒を試飲販売させて頂きます。

当日は製造担当の蔵人本人が出張し、今年の造りについての感想等まじえながら、お酒のご紹介をさせて頂きます。

東京ではなかなか味わうことの出来ない出雲の地酒「十旭日(じゅうじあさひ)」をこの機会に是非お試し頂きますようお願い申し上げます。みなさまにお会いできることを楽しみにしております。

◇ 日時 : 4月21日(金)〜23日(日) 10:30〜19:00
◇ 場所 : にほんばし島根館 キッチンステージ
◇ 内容 : 出雲の地酒「十旭日」の試飲販売
   今年のテーマ : 「楽純米」
   〜 純米酒を燗で、冷酒で、楽しもう 〜

■□■ 出雲の地酒 じゅうじ旭日 ■□■

 〒693-0001 島根県出雲市今市町662

   旭日酒造(あさひしゅぞう)有限会社
    インターネット担当 : 寺田 幸一

TEL : 0853-21-0039 FAX : 0853-21-3216
E-mail : asahishuzo@jujiasahi.co.jp
http://www.jujiasahi.co.jp (2004年10月開設)



旭日酒造オフィシャルサイト(通販もやってます)


僕の嫁はんが出雲出身ということもあり、ある人から薦められたりしてオレら流キャンプにも通販で購入して飲んでいた出雲の地酒「旭日酒造」のお酒が東京にやってくる!!!上記ロゴのように書いて「じゅうじあさひ」と読む・・・なんと洒落たネーミングじゃありませんか!
しかも島根県といえばコラム4月号に紹介した、
「卵かけご飯専用醤油 おたまはん」の発祥元。これがこの「にほんばし島根館」で毎週金曜日に限定発売されているではないの!これは行ってみねばなりません!!!



ノボリも立っている

島根館館内の様子

出雲そばも美味しいよ


おたまはん発売時間の1時間前に来てみました。うーん、まだ店内のどこで売り出されるのかよくわからないな・・・とりあえずぐるっと一周してみる。島根県産の名物が色々売られている・・・でもまぁ毎年正月に帰省して出雲大社前のお土産屋さんで見ているので珍しいというわけでもないんだけど。


やはり有名なのは宍道湖のしじみ

石見焼の焼き物も陳列

ここが試飲即売会会場です


ま、おたまはんだけ目当てで来た訳じゃない。一番のお目当ては旭日酒造の日本酒を試飲して美味しいのを買って帰ろうということなんだから。というわけで試飲即売会のスポットへ行ってみました。・・・店内に入ってすぐのとこにあるんだけどね。(笑)

中川A 「こんにちは、試飲会があるとメールでいただいたので来てみました。」
寺田さん 「えーと、お名前は?」
中川A 「中川と申します」
寺田さん 「あー!中川さん、いつも通販でお買い上げありがとうございます!今日は色々試飲していってくださいよ!」

・・・げ!
名前バレてる。でもまぁ、その方が話が早い。(笑) そんなわけで次々に試飲させていただいたわけです。


お酒がいっぱい並んでる!

旭日酒造の寺田さん

「おたまはん」の限定販売開始


実は日本酒の試飲会などというものに来るのは初めてでして・・・これだけある同じ酒蔵の日本酒を次々に飲み比べることなんてそうそうあるわけじゃない。もちろん一つ一つの銘柄を量的にはほんの少しずつ飲むんだけど、全種類飲んでしまったのでそれなりに酔ってきました。(笑)

平日の昼間っから東京のど真ん中の日本橋で酒に酔ってるオレ・・・なんて贅沢なんでしょう♪ 
寺田さんと色々お酒や出雲について話をしてみる・・・驚いたのは同じ酒蔵で造っていてもそれぞれ味わいがまるで違ったりするんね!
「う〜ん、これは美味い!いやいや、こっちの方がオレ好みだぞ?・・・これは他のとは少し違う風味だな・・・」
なーんてことを色々吟味しながら。

中川A 「さすがに大吟醸は値段が一番高くてそうそう買えるってわけではないですけど、ほとんどのは1000円台でかなり安いんですね?普段買いやすい値段ですよ。」
寺田さん 「いやぁ、地元では値段が高いってよく言われるんですよ。」

・・・そうか、島根県と首都圏じゃやはり金銭感覚がかなり違うんだ。関東じゃそりゃ安いのは紙パックのお酒で1000円以下だけど、ちょっと良さげな瓶詰めのお酒にすると1000円台は当たり前で2000円以上するものも普通にスーパー・コンビニで売られている。さすがに2000円超えると手が出ないけど、僕の場合1000円台なら十分普段でも買ったりするんだけどね。

そうこうしてるうちに「おたまはん」の販売が始まりました。早く行かなきゃ売り切れてしまうのか???


おまえら全員「おたまはん」目当てかい!!!


関東風・関西風おたまはんがそれぞれ60本ずつ売られます。一人3本までの限定販売です。あっという間に売り場は黒山の人だかり。たったの30分で全て売り切れてしまいました。そしてレジには長蛇の列で全員がおたまはんを2,3本ずつ持っている。

・・・おまえら!皆おたまはん目当てで集まってたんかい!旭日酒造の日本酒も買うていかんかい!!! と、心の中で言ってみるものの僕自身の手にも
「おたまはん」。(爆笑) まぁ人のことは言えんわな、島根県産の商品がこんなに売れているだけでもありがたいことだと思うことにしましょう。


島根の料理屋、「主水」(もんど)

店内はこんな感じ

割子そばランチセット・・・美味い!!!


酒に酔って、ひとしきり商品を買ってしまうと隣の島根の料理屋で「割子そば」が食べたくなってきた。いつもは大晦日に年越しそばとして食べてるんだけどやはり美味いものは普段でも食べたいわな。

「割子そば」とは出雲そばがちいさなお椀に重ねられて入っている。たいていは3皿とか5皿がセットになってるのが普通かな。食べ方も独特のテクニックがありまして・・・まずは一皿目に汁と薬味をかけ、食べ終わるとその残った汁を2皿目にかける。それにさらに汁を上乗せして食べていく。そうしてすべて最後まで汁をムダにせずに食べていくというわけ。
・・・うん、
満足満足





こんだけ購入しました

すでに全部飲んでしまいましたが(笑)

出雲はやはり甘露醤油


いやぁ、こんだけ瓶詰めのものを買うとさすがに持って帰るの重かったわ。(笑) 旭日酒造のお酒3本とおたまはん3本、そして「甘露醤油」。島根県ではお刺身を食べる時はこの甘露醤油で食べるのが当たり前で、ちょっとトロッとした甘〜い醤油なんですわ。

さすがに初めて食べた時には「むむ・・・普通の醤油の方がいい・・・」と思ったんですけど、毎年毎年甘露醤油で食べているうちに案外慣れてしまって、今じゃこれはこれで刺身が美味い!とまで思うようになってしまいました。試してみたい人がおられましたら今度キャンプの時にでも持って行きますがいかがでしょう?


今年(平成18年)の正月に撮った写真


今回はとても有意義な試飲即売会でした。旭日酒造はJR出雲市駅から歩いて10分ほどのところに酒蔵があるので今度是非行ってみましょうかね。その時は寺田さんにお会いできることを楽しみにしております。ほんと、一生好んで飲み続けられる日本酒に出会えたことってすごく幸せなことだなぁと感じずにはいられませんでした。

皆さんも出雲に来られた時には旭日酒造の「十旭日」(じゅうじあさひ)を飲んでみるのはいかがでしょうか?美味しいですよ♪